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夏合宿@天理(奈良)

辻
3 日前
読了時間: 5分

更新日:2 日前

 9月13日から15日にかけて、萩野ゼミは奈良県において夏合宿を行いました。

 今回の夏合宿では、後期のゼミ活動に向けた役割分担や今後の進め方を決めるだけでなく、卒業後の進路について考える機会も設けられました。また、奈良監獄ミュージアムの見学や懇親会などもあり、勉強とゼミ生同士の交流の両方を深めることのできた、とても充実した3日間となりました。


1日目

 1日目、途中からの参加となったため、私はゼミの時間には参加できませんでした。しかし、後から話を聞いたところ、ゼミでは、先輩方から3年生の後期をどのように過ごしていたのかや、就職活動についてのお話を聞いたそうです。

 民間企業と公務員、それぞれの進路を選んだ先輩方から実際の経験を聞くことができ、これから就職活動を迎える自分たちにとって、参考になる話が多かったと聞きました。

 また、先生からは後期のゼミで取り組む内容について説明があり、その後、3年生だけで後期の役割分担などについて話し合ったそうです。

 私はその後の懇親会から合流しました。普段のゼミとは違った雰囲気の中で交流することができ、途中からの参加ではありましたが、とても楽しい時間を過ごすことができました。


2日目

 2日目は、今回の合宿のメインであり、特に自分の中でも印象に残った奈良監獄ミュージアムを訪れました。

 奈良監獄ミュージアムは、国の重要文化財に指定されている旧奈良監獄を保存・活用した施設で、2026年4月に開館したばかりのミュージアムです。旧奈良監獄は1908年に完成した建物で、明治政府が整備を進めた「明治五大監獄」の一つです。現在、五大監獄の中でほぼ全貌が残っているのは旧奈良監獄だけだそうで、非常に貴重な建築物となっています。

 実際に建物を目の前にすると、まずその外観に圧倒されました。ロマネスク様式のレンガを中心とした洋風の建築は、一般的にイメージする「刑務所」とは少し違った印象を受けます。しかし、その美しい外観とは対照的に、そこが実際に多くの人が収容され、生活していた場所であることを考えると、独特の緊張感も感じました。

 特に興味深かったのが、中央の看守所を中心として、収容棟が放射状に配置された構造です。これは「ハヴィランド・システム」と呼ばれる方式だそうで、中央から各収容棟を見渡しやすくすることで、少ない人数でも効率的に監視できるよう工夫されているそうです。また、天井には天窓が設けられ、自然光が建物の内部まで入る構造になっていました。

 さらに、奈良監獄が単なる収容施設として造られたわけではないことも印象に残りました。明治時代の日本にとって、監獄制度の近代化は、単に犯罪者を収容するためだけの問題ではなく、近代国家として国際社会に認められるために司法制度や人権に関する制度を整備することが重要であったため、監獄の近代化も国家の近代化の一環として進められたのだそうです。そして、今回この場所を見学したことで、普段大学で学んでいる刑法や刑事司法を、より具体的に考えることができました。

 刑法を学んでいると、どうしても犯罪が成立するかどうか、どのような刑罰が科されるのかといった法律上の問題に目が向きがちです。しかし、犯罪を犯した人がその後どのような環境で生活し、どのように更生していくのかという視点も、刑事司法を考える上では欠かすことができません。

 奈良監獄(奈良少年刑務所)では、職業訓練が豊富であり、更生を重視した取り組みが行われていたため、その点においても名を馳せていました。実際の建物や当時の資料を見ることで、「刑罰とは何のためにあるのか」「犯罪を犯した人を社会から隔離するだけでよいのか」「社会復帰のためには何が必要なのか」といった問題について、自分なりに考えるきっかけになりました。

 法学部で刑法を学んでいる自分にとって、教科書や判例だけでは得られない、非常に貴重な学びだったと思います。

 奈良監獄の見学を終えた後には、萩野先生からわらびもちをご馳走していただきました。

暑い中での見学を終えた後だったこともあり、甘いわらびもちがとても美味しく、見学で少し頭を使った後にわらびもちを食べながら休憩する時間は、良いリフレッシュにもなりました。

 こうした時間も、合宿ならではの思い出の一つになったと思います。

 その後は自由時間となり、私はゼミの仲間と生駒山の山頂にある生駒山上遊園地を訪れました。そこからの眺めは絶景で大阪方面、奈良・京都方面までを一望することができました。南側を見れば、古くは楠木正成公が大軍の幕府軍から守り抜いた千早城の跡がある金剛山を望むことができるなど歴史の片鱗もひしひしと感じることができ、ゼミでの活動や奈良監獄の見学とはまた違った時間を過ごすことができました。

 このように、合宿の中に自由に過ごす時間が設けられていることも、萩野ゼミの良さの一つだと感じました。勉強やゼミ活動だけでなく、ゼミ生同士で観光したり、ゆっくり話したりする時間があることで、普段のゼミ活動からより一層仲を深めることができます。こうした時間を通して、ゼミ生同士の距離を縮めることができるのも、合宿ならではの魅力だと思います。夜には再び懇親会を行いました。2日間一緒に過ごしたことで、初日よりもさらに会話が増え、ゼミ生同士の関係も深まったように感じます。

 最終日は朝食をとった後、チェックアウトをして名城大学へ戻りました。


合宿を終えて

 3日間という短い期間でしたが、後期のゼミ活動について考えたり、奈良監獄を通して刑事司法について学んだり、ゼミ生同士で交流を深めたりと、非常に内容の濃い合宿になりました。

 特に奈良監獄の見学は、刑法を学ぶ学生として、自分が普段学んでいる法律が実際の社会とどのようにつながっているのかを考える貴重な経験でした。今回の夏合宿で得た学びや経験を、これから始まる後期のゼミ活動につなげていきたいと思います。そして、卒業論文や進路についても少しずつ具体的に考えながら、残りの大学生活をより充実したものにしていきたいと思います。



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