6月28日に、名古屋高等検察庁と名古屋少年鑑別所(愛知法務少年支援センター)で社会見学を行いました。
検察庁では、まず検察庁の仕事内容を細かく説明していただき、また、施設内を見学させていただきました。
その他にも、実際に警棒を手に取ったり防刃ベストを着用させていただいたりもできました。
また、手錠をはめさせていただき、その上からブルマも履かせていただきました。
…と思ったのですが、これは手錠を隠すための布でした。大変貴重な体験になりました。
その後、検察官の方からも直接、検察官とはどのような職務なのかお話してもらいました。今まで関わってきた事件のどれもが重たく、人の人生がかかっていると言う言葉は大変心に響きました。苦しんでいる被害者のためにたくさんの人と協力をして一生懸命に仕事をしているということを実感しました。
さらには、犯罪被害者の方々からの相談に応じたり被害者の方の保護と支援をしてくれる制度もあることを知りました。
おまけに、見学時間はお昼だったのですが検察庁からの眺めは格別に最高でした。夜の景色は絶景に違いありません。
検察庁の皆様のご厚意で、鑑別所への移動にはマイクロバスを利用させていただきました。ありがとうございました。
マイクロバスを降りたら鑑別所の職員が笑顔でお出迎えをしてくれました。
鑑別所でも職員の方に仕事内容を詳しく説明していただいたり、施設内を隅から隅まで案内していただきました。
少年たちが生活する居室へ実際に入室したり、屋外運動場を見学したり、どのような環境で暮らしているのかを知ることができました。
少年1人1人の性格を判断して、性格に適した鑑別を正確にするよう心がけているそうです。
見学の最後には、青木宏所長に、鑑別所職員としての仕事への想いやたくさんの質問に答えていただきました。青木所長のお話は、ジョークなども交えたもので、とても面白かったです。鑑別所内の部屋の一部には少年たちの想いが文章と絵によって表現されて飾ってありました。そこからも、青木所長を含め、職員の皆様が大変優れた鑑別を少年たちに行っていることを強く感じることができました。
検察庁でも鑑別所でも大変丁寧に接していだだき多くのことを学ばせていただきました。本当に貴重な時間を過ごすことができました。
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〔補足〕
庁舎内の写真は、撮影の許可をいただきました。
また、余談ですが…見学日と私(萩野)の誕生日が近かったということもあり、見学後にゼミの皆さんから(少し早目の)誕生日を祝っていただきました。
本当に楽しい時間を過ごせましたし、ただただ感謝です。(萩野)