名古屋少年鑑別所見学
- 栁瀨
- 7月18日
- 読了時間: 2分
7 月 17 日(木)に名古屋少年鑑別所へ見学に行きました。名城大学ナゴヤドーム前キャンパスから徒歩約 15 分の場所にあり、住宅街の中に建っている少年鑑別所です。
少年鑑別所とは、①家庭裁判所等の求めに応じ、鑑別を行うこと、②観護の措置の決定が執られて収容している者等に対して、観護処遇を行うこと、③地域社会における非行及び犯罪の防止に関する援助を行うことの3つを目的とする法務省所管の施設です。
少年鑑別所の外観は、学校のような見た目で高いフェンスには囲まれておらず、私の想像していたような外観とは全く異なるものでした。
最初に会議室のようなところへ行き、少年の司法手続の流れ、少年鑑別所の役割、入所少年の特徴について説明していただきました。その中でも特に印象に残っているのは、入所少年の特徴についての話で、片親の子や虐待を受けて育った子、少年時代にいじめにあっていた子などが多いとおっしゃっていて、非行少年として世間から白い目で見られている彼らも被害者なのだなと感じました。
次に施設内を見学しました。少年たちの暮らしている部屋や面談する部屋、雨が降った時に運動をする部屋などを見せていただきました。施設内はいたるところに鍵が設置されており、普通の施設とは違うのだなと実感させられました。施設の中には、少年たちの描いた絵が飾られている部屋があり、その絵を見れば少年たちの心理状態がわかるとおっしゃっていました。他にも、「箱庭」といった心理状態を図るものなども置いてあり、少年の心理状態を図るために様々な工夫がされているのだなと思いました。
最後に 5~6 人のグループに分かれて質疑応答をしました。施設内の疑問に思ったことの
ほかにも、仕事のやりがいやなぜ法務教官等になろうと思ったのかなど、(学生である私たちにとって、滅多に訪れることのできない施設ということもあり、)たくさんの質問をさせていただきました。
気が付けばあっという間に時間となり施設見学は終了しました。来週は名古屋刑務所の見学があるので、いろいろなお話を聞けることを楽しみにしています。


