全国的に新型コロナウイルス感染症の影響が生じています。皆さんやご家族、ご友人などが、万が一にも罹患されないことを心より祈念しています。
名城大学でも、2020年度前期は、4月から原則的にオンライン授業(Zoom等のリアルタイムではなく、いわゆるオンデマンド授業など)を行ってきました。
しかし、6月に入り、東海地方の感染者数が非常に少なくなってきたことなどに鑑みて、7月から一部の授業についてのみ、参加者が教室に集まる授業(=「面接授業」と呼んでいます)を行うことが認められました。(学生本人・ご家族の不安などもあると思われますので、オンライン授業の継続を希望する学生には、継続してオンラインで受講できるよう配慮することとなっていますので、ご安心ください。)
もちろん、教室に集まるとしても、3密を避けるため、十分な広さの教室を用いることや換気等も定期的に行うことが求められていますし、マスク着用なども当然ながら義務づけられています。
法学部では、(私が担当する科目の中では)専門演習1と専門演習2が面接授業の候補となり、担当教員の判断によってオンライン授業か面接授業かを選ぶということに決まりました(したがって、名城大学法学部のすべてのゼミが面接授業となっているわけではありません)。
図書館利用などのメリットもありますので、私は、(しっかりとした対策をとることを前提に)面接授業を原則とすることとさせていただきました。
7月6日の面接授業初回に、ゼミの皆さんとは久しぶりに会いましたが、やはり面と向かって話すというのはいいですね。初回は全員が来てくれて、みんなの元気そうな顔を見て安心しました。なかなか厳しい状況が続きますが、安全な範囲で、できる限りのことをしていきたいと思います。大学生というのは、勉強面でも人間関係面でも、やはり今後の社会人生活の基盤となる大切な4年間ですので。
また、今年度も私の誕生日が近かったということで、誕生日プレゼントをいただいてしまいました。オンライン授業で十分な対応ができていないにもかかわらず、素敵なプレゼントをありがとうございます。さっそく大事に使わせていただきますね。
面接授業の実施には賛否両論あることはもちろん理解しているつもりですが、何とか授業の質量を確保できないかと試行錯誤している点をお伝えできればと思い、この記事を掲載させていただくことにしました。何よりも安全第一に、過度に委縮せずに、適切に対応していきたいと思います(大学の方針等ではなく、個人の意見です)。