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纐纈

名城大学刑法ゼミ討論会

 名城大学には刑法学を主に専攻するゼミが3つあります。これらのゼミが参加して、12月10日(土)にゼミ対抗の討論会が行われました。A4用紙約2枚にわたる設例が各ゼミに配布され、その設例に登場する行為者の罪責を各ゼミで検討・発表し、質疑応答なども行うものです。


 萩野ゼミもまた、約3ヶ月の準備期間で、レジュメやパワーポイントを完成させ、学説を調べ上げました。3年生の14人がそれぞれの役割を果たして本番に臨みました。


 相手ゼミへの質問では時間が足りないほど多くの質問が浮かび、自分たちが1番聞きたいことを絞って質問するように工夫しました。他ゼミの回答に対してさらに深く質問するという面でも、積極的に行えたと思います。

 萩野ゼミの発表では、常に流動し、躍動感あふれるパワーポイントと、発表者の聞き取りやすい声が相まって、わかりやすい発表になったと思います。また、内容を詳細な部分まで理解したい方向けに作成したレジュメも、内容、形式ともに良いものが出来ました。他ゼミからの質問については、我々が採用した学説への本格的な批判よりも、内容の理解を確認するようなものが多かったと感じます。


 討論会の結果として、審査を担当してくださった先生方からお褒めの言葉をいただき、1位を獲得することができました。


 討論会を振り返っての反省点としては、事前準備をさらに充実させて学説の理解をより深めることができたこと、他ゼミの発表に対して他にもさまざまな点を追及する質問ができたように思えることです。また、討論会の準備において細かくスケジュールを組んでいましたが、なかなか予定どおりにはいかず、その都度の期限が守れなかったことも反省点です。


 今回は初めてのゼミ対抗ディベート大会で、各々が多くを学び、多くの反省点があると思いますが、それらをどのように活かすかが重要だと思います。

 萩野先生が仰った様に、「ここぞという時に一歩踏み出せたかどうか。そのわずかな一歩の積み重ねが、最終的には大きな差になる」という言葉をしっかりと受け止めたいと思います。




≪付記≫

 集合写真で、教員の隣に1つ空席があります。当日欠席せざるを得なかった学生が1名おりました。彼女は準備段階における中心的存在の一人だったので、「彼女の席をここに」という気持ちを全員で込めてみました。(萩野)

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